「麻酔の注射が怖い」「治療後の腫れや痛みをできるだけ抑えたい」「口内炎や歯周ポケットの炎症をなるべく早く改善したい」——こうしたご要望に応えるために、秋葉原の歯医者「中川歯科クリニック」ではプラズマレーザー「ストリーク」(アルテック社製ネオジムヤグレーザー)を2台体制で導入しています。
虫歯治療・根管内殺菌・歯周ポケット殺菌・軟組織切開・口内炎・顎関節・知覚過敏・ホワイトスポットなど、幅広い診療場面でレーザーを活用し、患者様の身体的・心理的負担を最小限に抑えた治療をご提供しています。
目次/このページでわかること
当院のレーザー治療における特徴
プラズマレーザー2台体制で、ほぼ全患者に活用
当院では「ストリーク」(アルテック社製ネオジムヤグレーザー)を2台導入しており、ほぼすべての患者様の診療にレーザーを活用しています。
「レーザー治療は特別なオプション」ではなく、「中川歯科クリニックでは当然のように使う道具」という位置づけです。
実際に来院された患者様のほとんどがレーザー照射を希望されており、その効果を実感していただいています。
レーザーを2台体制にしている理由は、複数のユニットで同時に使用できる体制を整えるためです。患者様をお待たせすることなく、レーザーの恩恵を受けていただける環境を整えています。
2000℃以上のプラズマ光を精密に制御する高出力レーザー
ストリークは2000℃以上のプラズマ光を発生させるネオジムヤグレーザーです。
この高エネルギーを1秒間に最大99回分散照射する「パルスモード」制御により、組織への熱ダメージを最小限に抑えながら高い効果を発揮できる点が特長です。
照射エネルギーの強さ・パルス回数・照射時間を細かく調整することで、用途に応じた精密なコントロールが可能です。
ネオジムヤグレーザーの組織浸透性を活かした深部治療
ネオジムヤグレーザーは組織浸透性が高く、歯や歯周組織の内部・顎関節の深部まで届く特性があります。
これにより、従来のCO₂レーザーなどでは対応しにくかった「見えない部分」の殺菌・消炎・治癒促進が可能です。
低出力での照射(LLLT:低出力レーザー療法)では痛みや熱感なく治癒を促進する効果が期待でき、口内炎・顎関節症・神経痛などに応用しています。
鈍麻作用で「麻酔なしで治療できるケース」も
ネオジムヤグレーザーには、照射部位の神経の興奮を一時的に抑える「鈍麻作用」があります。
この作用を活用することで、軽度〜中等度の処置(小さな虫歯の治療・歯周ポケット殺菌・口内炎処置など)では麻酔注射を使わずに施術できるケースがあります。
「麻酔の注射が怖い」「麻酔が切れるまで口の感覚がなくなるのが不快」という患者様に特に喜ばれています。
ただし処置の範囲・深さ・個人の感受性によって麻酔の要否は異なります。
使用機器「ストリーク」について
ストリークはアルテック社(Altech社)が製造するネオジムヤグ(Nd:YAG)レーザーです。波長1064nmのネオジムヤグレーザーは、組織に対する浸透性が高く、メラニン・ヘモグロビンなどに吸収されやすい特性を持ちます。この特性により、歯周組織・歯根・骨・顎関節などへの深達効果が得られます。
パルスモードによる高出力照射では殺菌・切開・蒸散に、低出力での連続照射では消炎・鎮痛・治癒促進(LLLT)に活用します。一台の装置でこれだけ幅広い用途に対応できるのがストリークの最大の強みです。
参考:https://al-tech.co.jp/streak/
レーザーで対応できる主な治療
虫歯治療・歯質強化
小さな虫歯の切削にレーザーを使用することで、従来のドリル(エアータービン)と比べて振動・音・痛みを軽減できます。また虫歯部分を除去した後の歯質にレーザーを照射することで、エナメル質の耐酸性を高める歯質強化効果が期待できます。初期虫歯(脱灰)への照射による再石灰化促進にも応用しています。
根管内殺菌
根管治療(神経の治療)において、根管内はファイルや洗浄液だけでは完全に清掃しきれない複雑な形状があります。ストリークのレーザーファイバーを根管内に挿入して照射することで、生物学的に汚染されたバイオフィルム(細菌の集合体)を効果的に殺菌・除去できます。根管治療の成功率向上に貢献する重要な応用のひとつです。
歯周ポケット殺菌
歯周病の治療において、深い歯周ポケット内の歯周病菌の除去は治療の核心です。スケーリング(歯石除去)や根面清掃(ルートプレーニング)に加えてレーザーを照射することで、ポケット内の細菌を強力に殺菌し、歯周組織の改善を後押しします。特にプラズマレーザーは深部への浸透性があるため、深い歯周ポケットにも効果的です。
軟組織の切開・蒸散(歯肉整形・小帯切除・歯冠長延長術)
レーザーを用いた軟組織の切開は、従来のメスに比べて精密・低出血・治癒促進という優れた特性があります。切断と同時に止血が行われるため術野が見やすく、精密な操作が可能です。歯肉整形(11,000円〜)・小帯切除(33,000円〜)・歯冠長延長術(33,000円〜)など、口腔外科処置においてレーザーを積極的に活用しています。
口内炎の治療・痛みの軽減
繰り返す口内炎・難治性の口内炎にも低出力レーザー(LLLT)を用いた治療が有効です。照射することで炎症を抑えて治癒を促進し、痛みを和らげる効果が期待できます。施術は数分程度で終わり、痛みも感じないケースがほとんどです。「口内炎がなかなか治らない」「痛みが強くて食事ができない」という方にも積極的にご活用いただいています。
顎関節症への低出力レーザー療法(LLLT)
顎関節周囲の炎症や疼痛に対して、ネオジムヤグレーザーの組織浸透性を活かした低出力照射(LLLT)を行います。顎関節は表面から深部にある関節ですが、組織浸透性の高いネオジムヤグレーザーであれば深部まで届き、消炎・治癒促進効果が期待できます。マウスピース療法と組み合わせることで、顎関節症の改善効果を高めることが期待できます。
知覚過敏の緩和
冷たいものや甘いものがしみる知覚過敏に対して、レーザー照射で象牙細管(刺激が神経に伝わる経路)を封鎖し、しみを軽減する効果が期待できます。フッ素塗布との組み合わせで高い効果が得られるケースがあります。
金属除去・溶接
古い金属修復物の除去・金属の溶接(インプラントアバットメントの溶接など)にもレーザーを応用できます。精密な金属加工が必要な場面でストリークの高出力パルス照射が活躍します。
ホワイトスポット治療
プラズマレーザーを酸化チタン溶液と組み合わせて使用することで、歯の白い斑点(ホワイトスポット)を歯を削らずに目立ちにくくすることが期待できます。1歯あたり33,000円(税込)で対応しています。
プラズマレーザー強化殺菌
虫歯治療・根管治療・歯周治療に加えて、患部や術野全体の強化殺菌処置として5,500円〜(税込)でレーザー照射を追加していただけます。殺菌効果をさらに高めたい方・繰り返す虫歯・歯周病が気になる方にお勧めしています。
麻酔が不要になるケースについて
ネオジムヤグレーザーの鈍麻作用により、次のような処置では麻酔注射なしで施術できるケースがあります。
- 小さな虫歯(エナメル質内・象牙質浅層)の処置
- 歯周ポケットへの殺菌照射
- 口内炎の処置
- ホワイトスポット治療
- 軟組織への照射処置(比較的小範囲のもの)
ただし以下の場合は通常通り麻酔が必要です。
- 虫歯が象牙質深層〜歯髄近くまで進行しているケース
- 広範囲の切開を伴う外科処置
- 強い刺激を感じやすい体質の方
上記に該当する場合は、適切に麻酔を使用します。
「麻酔なしでどこまで対応できますか?」という疑問は診察時に確認します。無理に麻酔なしで行うのではなく、患者様が快適に治療を受けられることを最優先に判断します。
費用について
| 治療内容 | 費用(税込)目安 |
|---|---|
| プラズマレーザー強化殺菌 | ¥5,500〜 |
| 歯質強化(1歯あたり) | ¥11,000〜 |
| 歯質強化(全歯) | ¥33,000〜 |
| ホワイトスポット治療(1歯あたり) | ¥33,000〜 |
| 歯肉整形(レーザー治療) | ¥11,000〜 |
| 小帯切除(レーザー治療) | ¥33,000〜 |
| 歯冠長延長術(レーザー治療) | ¥33,000〜 |
| 口内炎処置(LLLT) | ¥5,500〜 |
| 顎関節症LLLT | ¥5,500〜 |
根管内殺菌・歯周ポケット殺菌については、各治療の費用に含まれる形でご案内しています。詳細は診察時にご確認ください。
よくある質問
レーザー治療は痛いですか?
用途と出力によって異なります。高出力照射(切開・殺菌)では一定の刺激を感じることがありますが、鈍麻作用により従来の処置より痛みが少ないケースがほとんどです。低出力照射(LLLT)では痛みや熱感をほとんど感じません。処置前に説明した上で進めます。
子どもにもレーザー治療を受けさせられますか?
はい、小児にも使用できます。ドリルの振動や音が怖いお子様でも、レーザー治療の方が受け入れやすいケースが多くあります。お子様の治療への恐怖心が強い場合は、まずはご相談ください。
レーザーで虫歯がすべて削れますか?
ストリークはエナメル質・象牙質に対して虫歯の除去が可能ですが、ケースによってはドリルと組み合わせて使用します。すべての虫歯治療をレーザーのみで行えるわけではありませんが、レーザーを活用することで全体的な治療時の刺激を軽減できます。
どのくらいの頻度でレーザーを使いますか?
当院ではほぼすべての患者様の診療でレーザーを使用しています。強化殺菌・歯周治療・根管治療など、来院のたびに何らかの形でレーザーを活用することが多いです。レーザー照射を希望される場合はスタッフにお申し出ください。
レーザー治療に保険は使えますか?
歯周ポケットへのレーザー殺菌・一部の軟組織処置など、保険適用内で行えるケースがあります。ただしホワイトスポット治療・強化殺菌(5,500円〜)・審美目的の歯肉整形などは自費診療となります。詳細は診察時にご確認ください。